五仏堂、または本地堂といわれる所以は、宗像三神の本地仏ほか織幡(おりはた)明神、許斐(このみ)権現の本地仏を合祀するところから呼称されるようになったものである。 ※本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ) 本地の仏・菩薩が衆生を済度するために、迹(あと)を垂(た)れてわが国の神祇となって現れるとする神仏同体説のこと
宗像大社沖津宮の御祭神・田心姫神(たごりひめのかみ)の本地仏。伝弘法大師作。九州八十八ヶ所霊場結願札所本尊。
宗像大社中津宮の御祭神・湍津姫神(たぎつひめのかみ)の本地仏。伝弘法大師作。
宗像大社辺津宮の御祭神・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)の本地仏。伝弘法大師作。
織幡(おりはた)明神の本地仏。伝教大師によって奉安されたと伝えられています。九州西国霊場三十一番札所本尊。